2018年3月11日日曜日

三菱エクリプス・クロス(2018 / NO1) 「偽物の時代は終わった!!」

世界の自動車メーカーを完全に見下している

  三菱待望の新型車は『RVRサイズでアウトランダーの価格』。うーん。逆転の発想は大事だ。アウトランダーのサイズでRVRの価格だと売れるという時代は終わりつつあるのかもしれない。だって怪しさ満点だし。どこでコストダウンしてるんだ!? その逆ならば、まあ気に入らない部分もあるだろうけど、いいクルマなのは確か・・・って勝手に思い込む。果たしてその先入観に隙は生じていないのだろうか!?

暇を持て余した金持ち向け?

  三菱が「暇人&金持ち向けです」と言った訳ではないです。クルマを見聞してそのベストな用途をあれこれと考えると、これ結構いいかも!?と思いますね。週末に早起きして道が混雑しないうちに県境のワインディングへ。前日に布団に入りながら周辺ルートを確認。ただし過疎化が待った無しの日本では、生活必需道路以外は、かなり荒れ放題なので、楽しみに向かった県境ロードのあまりの荒れ具合に、意気消沈して帰路につくことも・・・。

週末のクルマに求められるスペック

  ジムニーみたいなオフロード車ならば、多少は無理して入っていけるでしょうけども、軽自動車及びジムニーシエラで現地到達までの行き帰りの高速道路を走るのは少々心許ない。高速も走れて林道にも入れるとなると、フォレスターくらいしかないですけど、現行フォレスターは評判がとにかく悪い。エンジンが古い。乗り心地は故障レベル。とにかくオンロード性能に不満がある。エクリプス・クロスはフォレスターとガチンコになるモデルですけども、三菱がスバルには真似できないレベルでフォレスターを改善してみせた!!そんなクルマだと思います。

Cセグがダメな理由ははっきりしている

  オールマイティというと語弊があるかもしれないですが、Cセグ周辺に散らばる「ちょっと残念なモデル」例えば、アクセラ(オフロード無理気味なスカイシャシー)、オーリス(衝突安全性とCVTが・・・)、カローラ(そもそもCセグシャシーではない)、インプレッサ&XV(縦置きの実力が発揮されず)などなど。十把一絡げに言ってしまうと「あまり売れて欲しくないから適度に手抜きした・・・」と言ったところか。

ユーザーがまともなら他社に勝ち目はないが・・・

  国産の他のCセグは上のグレードのモデルのシェアを奪いたくないってのが多少はあるはず。それに対してアウトランダーと同じスタート価格に設定されたエクリプスクロスには遠慮がないようだ。三菱が持つ全てを投入しました!!もちろん性能だけなら同クラスでは世界最高のクルマです。そんなメッセージが鼻持ちならないテンションで聞こえて来そうな、えげつないくらいのフルスペックを詰め込んできました。

絶対にAWDグレード

  ベースグレードのAWDモデルで、本体価格が275万円。ホンダシビックが投入されてから、メルセデスAクラスやBMW1シリーズの新古車がいくらでも選び放題の価格帯だ。ブランド力ならドイツの有名メーカーの方が上だろうけども、ランエボ譲りのAYCでバキバキに武装したAWDが275万円は相変わらずにとんでもないコスパ。253万円の2WDモデルを選ぶ理由は見当たらない。

蘇る『クルマの魅力』

  クルマを買うと否応なしに生活は変わる。逆に言うと最近なんだか退屈って人はクルマを買った方がいい。275万円あれば、レクサスLSやメルセデスSクラスからランエボ、WRX、M3、ボクスター/ケイマンまでなんでも買える。けれどもLSでは日本の地方の道路では不便だし、ランエボで昼間に人目があるところに出かけるのは気が引ける。とにかくあらゆるところに乗って行けて、走りも超絶に楽しいっていう意味では、この三菱エクリプス・クロスの完成度は果てしなく高い。

三菱不在の世界は何もできなかった・・・

  元々から三菱の商品開発能力は高い。ちょっと語弊があるかもしれないが、この20年のBMWは、デザインはディアマンテのパクリだし、エンジンはGDIのお下がりを使っているに過ぎない。アメリカ人は三菱のアメリカ撤退方針に対して「残ってくれ!!」と懇願したらしいし、ドイツで人気の四大メーカーといえば、「メルセデス、トヨタ、マツダ、三菱」(某大手調査機関のデータより)。日本ではマスコミによって「悪」の権化にされているけど、世界の人気は全く衰えず。日本のカーメディアは三菱自動車は終わった・・・みたいに報じているけど、このメーカー実は全然赤字になっていない。

BMWもメルセデスも三菱の復活を待っている

  このエクリプスクロスを契機に、「総合自動車メーカー・三菱」のラインナップ復活を期待したいが、スポーツカー(GTO/ランエボ)、スポーツクーペ(FTO/エクリプス)、スポーツセダン(ランサー/ギャラン)、フォーマルセダン(ディアマンテ/シグマ/デボネア)が復活しそうな雰囲気は今のところはない・・・もうお気づきかもしれないが、三菱がラインナップを縮小して以降、世界の自動車産業はずっと停滞している。BMWもメルセデスも三菱の尻馬に乗っかってクルマを作っていただけで、三菱が何もしなくなるともうダメですね。この重っ苦しい空気を打破できるメーカーは見当たらない。マツダじゃちょっと役不足!?・・・カーメディア諸氏へ、クルマがわかる人は絶対に三菱をバカにはしない。


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2018年3月2日金曜日

スバル・インプレッサ&WRX ( 2018 / NO1 ) 「世界一レアなクルマなのかも・・・」


儲かっているスバルはどこを見ている!?
  これから30年のスバルを支えるというスバルの新しいプラットフォームSGP。世界が電動化とか騒いでいる中で、インプレッサは堂々と水平対抗のガソリン自然吸気のみの設定で登場しました。スバル生産モデルではボトムになるので、HVやPHVを投入するタイミングではないとの合理的な判断もあったようで、カーメディアはこぞってトヨタのTHSが導入されると予測していましたけども、1年経っても追加設定はなかったです。

自由な設計はポルシェ?フェラーリ?
  直近の10年で北米の需要が5倍以上に伸びたスバルは、軽自動車の生産ラインを潰したり、工場を新設したりで生産台数を増やしても、需要がそれを追い越し続けるのでずっと生産キャパはギリギリのままらしい。ここ10年のスバルの販売を見れば・・・XVのHVを廃止、日本向けインプレッサのMTモデル廃止、日本向けWRX・S4のMT未導入、先代インプレッサのアイサイトは2Lモデルのみ、S207/S208を600~700万円で発売だったりと、細かい利益を追う無駄な努力は避けて、効率よく『単価』を上げています。当然ですが利益率はポルシェについで世界2位で、メルセデスやBMWを軽く超える2桁達成。

よくよく考えると、スバルは変だ
  トヨタ、日産、ホンダ、スズキ、マツダ、三菱、BMW、メルセデスなどが次々とHV/PHV/ディーゼルを販売して少しでもユーザーの選択肢を増やそうと奮闘する中で、スバルの日本向けのパワーユニットはガソリンの自然吸気とターボのみ。それで利益率はダントツ。何じゃこりゃ!? ハイブリッドをやらないから、その分経費を押さえられるってこともあるでしょうけども、スバルにだけは世界のセオリーは全く通用しない!?

銭ゲバな最近のスバル
  新型プラットフォーム登場で本来はもっと盛り上がるはずのインプレッサですが、スバルとしたら、インプ買ってもらうくらいなら、単価が高いレガシィやレヴォーグを買ってほしいってのが本音だと思う。だからインプレッサはあんまり売れて欲しく無さそう。下手にインプがヒットして生産枠が取られると、北米向けのレガシィがその分作れなくなる。

部分最適化の罠
  そんな状況下で発売されたインプレッサですけども、アクセラハイブリッドが全く売れなかったように、HV非設定はスバルファンにとってはそれほどデメリットでもないようだ。むしろ下手に開発リソースをHVに使わないで済むし、そのぶんガソリンエンジン車としては深い味わいのクルマを作ることも可能なはず。ミッション、ハンドリング、サスペンションなど確かにスバルが世界最高水準と胸を張るだけあって、先代に比べ全面的に良くなっている。とにかく論理的に「部分最適化」が図られているのは間違いない。

日本のCセグは世界一だが・・・
  しかし、どーいうわけか客観的に完成度が高いと感じるクルマってカーメディアに結構文句をつけられるんだよなー。去年発売されたシビックなんか「絶対売れない」とか言われてたよ、K沢&O沢のカリスマ二人に。『本気で作る』宣言をしたスバルだけでなく、ホンダもシビックの先代モデルはtypeR以外は日本では売らなかったけど、新型は日本のカーメディアをギャフンと言わせるに十分なスペックがあるから、是非に日本でも売りたいという思いがあったはず。インプレッサもシビックも、これまでのシリーズの印象をガラリと変えて、性能で主張できる「中型車」になった。同じくアクセラもアテンザとシャシーを統合したおかげで質感が上がった。トヨタのプリウスだって・・・。

メジャーで勝負できない二流が褒められる日本のカーメディア
  こんなことを書くと、批判されそうだが、ハッキリ言ってVWゴルフとメルセデスAクラス、プジョー308の3台だけがク◯なんだよ。Cセグのレベルを下げている。・・・いや「だけ」じゃないな、ジュリエッタ、V40、1シリーズも追加。この中で世界最大の市場つまり『メジャーリーグ』であるアメリカ市場で売っているのは1.8Lターボに換装したゴルフだけ。インプレッサ、シビック、アクセラ、プリウスは堂々の「メジャーリーガー」だけど、欧州勢はほぼ「プロ野球」レベル。そして実力差を認めようとしない日本COTYは、『プロ野球の方が強い』と言い張ってそうな◯本のオッサンみたいなもんだよ。

媚びないスバルは・・・。
  もちろん「プロ野球」にだって凄い選手はいる。メジャー挑戦を続けるゴルフはちょっと古さが目立つようになった一方で、新しく旋風を巻き起こしつつあるルノー・メガーヌは日本市場でも「メジャーリーガー」を押しのけて選ぶ価値があると思う。後席の乗り心地を多少犠牲にしてでも、4WSという『飛び道具』で勝負してきた。総合力を上げている日本のCセグに対する強烈なアンチテーゼにすら見える。メジャーリーガーの内角をグイグイ攻めてくる。実際に『インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト(AWD)261万円』と『メガーヌGT334万円』だったらどっちを選ぶべきか!?案外すんなり購入に同意できるのは後者の方じゃないかと・・・。

ク◯なレビューが溢れている
下のようなレビューを平気で書く想像力の欠如したライターに忠告したい。なぜSGPは縦置きエンジンのまま進化したのか!?そもそもまともなAWD車すら用意できないゴルフと比較するのはナンセンスだし、ゴルフの土俵で評価して燃費が・・・ハイオクとレギュラーの差はあるけど、じゃねーって。縦置きと横置きの差なんだけどな。燃費気にする奴は横置き買ってろ。AWDが欲しいやつは縦置きがいいと思う。そういう話じゃないですかね!?そんな当たり前の『前提』すら理解できないク◯がV◯に金をもらってレビュー書いてる。それ読んで真に受けたク◯が、このク◯なブログに失敬なコメントをよこす・・・勘弁してくれ。

  
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