2016年12月13日火曜日

ホンダ・日本最強の「突破力」は健在か? シビック日本導入。

  ホンダというメーカーをナメている輩が多いようですね・・・とても嘆かわしいことです。特に自動車ライターのプロを名乗る連中に多いみたいです。K沢氏は「売れないってわかってるのにシビックを持ってくるホンダwww」みたいなこと書いてましたけどさ、この人は未来を透視できる全知全能の神なのかい?(なんでそんな確信めいたこと言える?)最近はト◯タに召し抱えられたようでC-◯Rのプロモーションを率先して行ってますけど、あのクルマこそ商業主義の権化にしか見えない。売れればなんでもいい!!個性の欠片も感じられない残念過ぎるクルマに見えます。

  ト◯タ自らもそれを自覚しているようで、一生懸命に「スポーティ」なパウダーを振り掛けてますけども、わざわざ車高を下げたプ◯ウスを越えるようなスポーティさにはならないはず。およそト◯タの考えてることを想像するとプ◯ウスでは低過ぎるというオッサンからカネをボッタくるために作ったクルマです。「BMWよりスポーティに走る」だって?そもそもBMWの大部分は全くスポーティでは無いですからね・・・。

  しかもプロモーションを依頼した相手がK沢さんですか!!!これはもう完全に仕組まれてますね。K沢氏が出てくるクルマなんて過去を見てもロクなもんじゃないです。コイツのうっとおしいところはレビューを1つ書くたびにどっかのクルマを蔑んで説得力を持たせようとするところ。頭の中には架空のクルマがいくつもストックしてあって、「日本車の上級セダンで後席の真ん中のヘッドレストが無くて、CVTが全く興ざめで、エンジン音がガンガン室内に入ってきて、排気音も不快に響く」みたいな・・・それ何?ってクルマが登場します。今回も「ホンダの首脳陣は能無し」という架空の設定で話が進んでましたよ・・・。

  とはいえK沢氏が言うようにシビックの日本導入はイバラの道なのも事実です。北米仕様の立派なサイズは、もはや5ナンバー時代のシビックとは全く別もの。全長×全幅はほぼメルセデスCクラスやBMW3erと同等です。アコード欲しいけどちょっと大き過ぎるという人に提案するにはピッタリのクルマかもしれません。K沢さんは日産のシルフィみたいな地味な存在になる!と言いたいみたいですけど、BMWに対抗するような1.5L直3ターボや、HVもあるわけですから、日産シルフィとは意気込みが全く違いますし、Cクラスや3erよりも合理的な提案ができるクルマだと思うのですけどね・・・。

  ホンダは戦後に2輪から始まり、日本の護送船団方式の中でも孤高の進化を遂げたメーカーで、それゆえの逆境の連続でもあったようですけど、このメーカーはなぜか絶対に転ばないんですよね。日本国内ではトヨタとのHV開発競争で壊滅的な敗北を喫したイメージが強く、それ以降は国内では「二流」の印象がありますけども、それはホンダの本当の姿とはかけ離れています。

  しばしばスバルやマツダのV字回復が良く語られてますけど、スバルやマツダをも凌ぐブランドイメージを海外で確立しているホンダは、リーマンショックでも赤字にすらなりませんでした。そしてヒュンダイやVWのように中国でのバカ売れによって驚異的なペースで販売台数を伸ばすグループとは全くの別路線で、アメリカ市場で展開する全てのメーカーのお手本のような存在になっています。

  トヨタとの対立がまだまだ尾を引いているようで、国内に優秀なミッションメーカーがあるのに、ホンダはミッションの調達で苦労している印象があります。トヨタ系列のアイシンAWが世界のFF車に供給する高品質のステップAT。余計なお世話かもしれないですが、これ無しにクルマ作りを続けるのはかなりのハンデなんじゃないか?という気がします。ホンダを上回る規模のVWやPSAだってアイシンAWに落ち着きましたし・・・。

  ホンダは2ペダルに関してはDCTとCVTで全量賄う方針のようです。確かにスバルもCVTのみ(BRZを除く)ですけども、高級志向のモデルに関してはステップATが「大正義」となってきている時代の突風にひたすらに耐えてます。B○Wとか乗ってるようなクルマを知らないアホが、「CVTなんて論外」なんてステレオタイプにホザいていても、「ZFミッションの方がカスだろ!!」と逆にディスられることもない、とってもぬるい世論における「大正義」っていうも、なんだかとってもアホくさい話ですけどねー。

  ちょっと極端に今のホンダは是か?非か?について素人がいくら考えても現状では何も分りません。4輪車のホンダはいったいどこを目指しているんだ?ちょっと価格が高過ぎる不人気なクルマはありますけども、基本的なスペックは恐ろしいほどに高い!!ホンダ・クオリティってヤツですね。

  その一方でホンダが本気出せばF1でも勝てるだろう!!という楽観的な見方がここ数年で吹っ飛んだのもまた事実です。最初にF1で活躍したときのインパクトはスゴかった!!まだ小型車専門メーカーと見做されていたホンダだったからこそ、周囲はノーマークだったですけど、いまじゃ世界中がホンダの技術を注視しています。大絶賛されたS2000もいまだに後継車無しで完全にユーザーはおいてけぼり。高級車をシリーズ化して固定ファンを増やすという気もさらさらない。どうも「人生を賭けて」寄りかかるには頼りないブランドだなーってのはあります。

  ホンダには「ブランドを育てる」という意識は無いのか?おそらく無いのだと思います。奇妙なクルマが作られたと思ったらすぐに消えたり、せっかく人気になったシリーズも峠を越えたらあっさりと捨て去る。単純に他のメーカーよりいくらか破天荒なラインナップ展開をしているように見えます。シビックやオデッセイ、アコードをもっと愛される形に「まとめ上げる」こともできそうですけど、ユーザーの想像の範疇に収まっていることを「否」とするのがホンダの社訓なんでしょうね。

  新型NSXに乗って「やっぱりFRが良かった!」と案直な感想を述べる「プロ評論家」。沖縄の米軍施設建設に抵抗する「プロ市民」のように、日本の大手メーカーにことごとく立ちはだかります。FRなら作る意味ないじゃん。SHーAWDというホンダ独自の「プロ技術」を導入しているから2000万円以上の価格に見合うわけで、フェラーリのミッドシップの焼き直しなら、初代NSXくらいの価格が妥当じゃないの?ホンダを俗物として評価している限りは何も見えてこないと思いますよ。

  さて期待と不安が相当に入り交じりつつも多くの人が待望しているシビックがどうやら日本に帰ってくるようです。近年のホンダの日本のラインナップにはなかった「GTカー」要素を持つモデルです。1.5L自然吸気の6600rpmでも1.5Lターボの5500rpmでもメルセデスやBMWには無くなったキレのあるエンジンが搭載されています。北米に上陸したフォード・エコブーストもターボなのに6300rpmがピークとなっていて、今じゃホンダ、フォード、ヒュンダイが争う北米向けターボの方が欧州車よりもずっと気持ちよかったりするんです。

  シビックが導入される!!BMWと乗り比べが行われホンダのターボの優秀性が証明される!!BMWやメルセデスがホンダに負けないいいターボエンジンに取りかかる!!シビックが結果を出したら、同じ北米のターボ陣営として、日本からの撤退を決めているフォードが再び戻ってくるかも!!まあ勝手な妄想に過ぎないですけども、このクルマが日本で成功すれば日本で売られるクルマの質が数段良くなるんじゃないか?と期待してしまうモデルでもあるんですよねー。K沢氏の決めつけなんぞに負けずに思いっきりド派手にシビックを日本で売り出してほしいものです!!


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