レクサスってのは一定以上の所得を稼ぐ人向けの『特別なブランド』です。一般的にはプレミアムブランドなんて言われています。日本車なのに乗っているだけでお金持ちアピールができるというなかなか画期的なブランドです。『金持ちアピール』という商品価値さえ裏切らなければレクサス車としては合格。結婚相談所に多額のお金を使うよりも、レクサスの中古車にでも投資しておいた方が効率が良さそうですねー。
とりあえずレクサス乗っていたら、『この人はマンション経営でもしているのか?』なんて相手の女性が勝手に勘違いしてくれるかも(決して女性をバカにしているわけではありません)。これがマツダやスバルだったら代わりが務まるのか、いやいや客観的に見るとダメですね。ロードスターやBRZでは逆立ちしてもレクサスRCにはなれないでしょう。
どっちがいいクルマか!?なんていうウンチクはまるで通用しないです。ドアミラーが変なところからニョキっと出ていようが、クラウンと同じハイブリッドが主流ユニットだろうが、RCは紛れもなくレクサスであり『金持ちアピール』ができるクルマであり、ロードスターやBRZは出世できなかったオッサンが会社にしがみつきながら乗るクルマ!?くらいに思われるのがオチ。
レクサスのユーザーってのは、そんなブランドの『本音』と『建前』をよく理解している賢い人が多いみたいですね。テリー伊藤さんが色々なカーメディアで書いている連載を読んでいると、その辺の事情をいちいち偉そうに書いていて、完全にクルマ好きを馬鹿にしてたりします(クルマについてわからないから誤魔化してるだけだろー)。クルマなんて使う人の考えで決まるから、あんまりめちゃくちゃに批判しちゃいけないよーってことです。
クルマ好きの間で、例えば『BMW3シリーズはダサい』ってことになっていたとしても、世の中には3シリーズを見てお金持ちだなーって思う人は世間にはまだまだいっぱいいるんです。某テレビ番組でとある有名女優がバブルの時に持っていた車は全部で5台で『ロールスロイスでしょ、コーニッシュでしょ、ポルシェでしょ、カレラでしょ、あとねベンツのジープ!!』とか言ってましたが、一般の人はこれを聞いて『5台』に思っちゃうらしいですから。それくらいに世の中には何もわかっていない人が多い。
レクサスがスゲーなと思うのは、ポルシェでもランボルギーニでもマクラーレンでもそうですが、徐々にユーザーが広がっていった結果として『リテール』の大衆化によってブランド価値が薄まったりするわけですが、レクサスは最初っから戦略的に『薄さ」全開なところです。誰でもお金と免許さえ持っていれば、クルマは『即納』です。『お金持ちアピール』のできるブランドに、これだけのスピード感を発揮されたら、メルセデスもBMWも捨て身の『爆弾』やるしかもはや勝ち目ないって(だから未使用中古車がどっさり出てくる)。とびっきりの美人と知り合って、それからレクサスのディーラーに行って注文すれば初デートにも間に合ってしまう!!
最近発売になったラグジュアリークーペのレクサスLCだって、おそらく納期はかなり短いと思います。これが完全受注生産で納車まで1年待ちだったら誰も買わないんじゃないの。よく比較される『DB11』『GTC4ルッソT』『NSX』なら確実に1年待ちになるでしょうけどね。何が言いたいか!?というと、レクサスの価値とは、レクサスの最新モデルとしてメディアによく露出している期間と人々の脳裏にそれが残っている間にこそ、レクサスLCには価格以上のプレミアが付くということです。
最新のレクサスを手にいれることは、素直にかっこいいのです。完全に時間が止まっているフェラーリ、ホンダ、アストンマーティンとは本質的に意味が違う!!これは2014年に発売されたレクサスRCに関しても同じことが言えます。まだ世の中のセレブ向け雑誌にそのモデルがたくさん掲載されているうちにの納車できるレクサスの生産能力ことが、このブランドの価値の根幹なんだと思います。
レクサスLCが発売されると、この前までレクサス唯一の2ドアモデルとして露出していたRCは、いよいよお役御免になる!? もちろんRCとLCの『3年』のスパンは、RCでゲットしたユーザーをステップアップさせる狙いがあります。もちろんレクサスのことですから、LCへ乗り換えるユーザーにはびっくりするくらいの下取り価格を提示するはず。3年前に600万円で買ったRCに400万円以上の価格が付く!!もちろんLCの価格1500万円でいくらでも埋め合わせができます。とてつもなく『薄い』のにとんでもない下取りがつく!!これを体験してしまったらもうレクサスやめられないでしょう!!
これはもうクルマの商習慣の常識を根本的に変えてます。3年前にレクサスはRCをそれほど無茶に売ろうとしてなかったし、注目されていた割にはセールスも微々たるものでした。もしかしたらこれも2017年に向けた大きな戦略だったのかもしれません。1500万円のレクサスLCの初期受注1800台に対して、600万円のRC350/300hの合計が1700台、900万円のRC-Fが900台。これこそが絶妙な数字なのかも。レクサスの2ドア車ビジネスは、クーペは売れないと言われている日本でも着実に転がっているんですね。さすがトヨタ。
日本中の評論家が口を揃えて言うように、レクサスRCのコンセプトは某輸入ブランドが展開する2ドアクーペ車のコピーなんでしょうけども、同じようなクルマを要領よく作って、それらの輸入車ブランドが真似できないようなビジネスへと繋げる。これがレクサスとそれ以外のブランドとの決定的な差です。レクサスに乗っていれば人生の様々なシーンで損しないですよ!!アメリカのJDパワーだってポルシェと並んで最も信頼性の高いブランドだと格付けしています。下の動画の自動車評論家はあれこれ言っていますが、セレブにとってはこれほど理にかなったブランドはないわけです。
レクサスRCはスポーツカーか!?そんなことはこのクルマのユーザーにとってはどーでもいいことなのかもしれません。むしろスポーツカーじゃない要素があるからこのクルマを選んだ!!くらいに言う人もいます。ブランドは『薄い』けど乗っている人は結構『深い』。マツダやスバルが車両価格をインフレさせつつ『濃い』ブランドであることをアピールしてますけども、『限定400台』みたいな煽りを加える売り方をして無理やりに濃さを演出するのって実はとってもイケてないんじゃないの!?
むしろレクサスみたいに徹底して開き直った『薄さ』こそが、ドイツメーカーを根底から脅かす鍵なんじゃないかと思います。レクサスLCの1800台受注!!10年前は小沢コージさんや国沢光宏さんらによって散々にバカにされていたレクサスですけども、これは当時の連中の想像を完全に超えた次元の結果だと思います。そしてそれを実現させたのは、実は『レクサスRC』といういぶし銀の1台があったからじゃないかと思う次第です。
↓まあ色々な見解がありますよね。
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↓RC-Fがアマゾン経由でリースできます。
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